IT Junk Box
- May, 2009 -
2009.05.01(金)
■ 極小径車って廃れてしまった? [自転車]
■ ruby 1.9.1 の net/http [ruby]
どうも RSS の情報をうまく読めないサイトがあるので response.body を表示して
みると、文字化けしてました。ruby 1.8.7 でも同じようして表示してみると正常に
表示できるので、ruby 1.9.1 の net/http に問題がありそうです。
で、しつこく繰り返すと凄く低い確率で正常に表示できたりするんだよなぁ。
■ NetBSD 5.0 と OpenBSD 4.5 の公開 [NetBSD] [OpenBSD]
The NetBSD Project : Announcing NetBSD 5.0
The OpenBSD Project : The OpenBSD 4.5 Release
今月は、正式公開になる OS が多いようで。
OpenBSD Journal : Heads up! Bob Beck (beck@) warns against unofficial OpenBSD mirror
非公式なミラーサイトについて警告してるなぁ。
2009.05.02(土)
■ Linux が 1.02% のシェアだとか [Linux]
All about Linux に Linux eventually garners a 1% market share という記事が
出てて、情報源は下記のサイトのようです。
Market share : Top Operating System Share Trend
グローバルな市場で、Linux のシェアが 1.02% で iPhone のシェアが 0.55% だとか。
まぁ、市場ってことなので売り上げた金額を基準にしてるようです。
あれって感じなのは、Nintendo Wii の 0.01% と Nintendo DS の 0.00% で、OS とし
て売り上げがあるってことは、ハードウェア部門とソフトウェア部門で別ってことなん
ですね。
2009.05.03(日)
■ アップシフト [バイク]
Right Stuff Wrong Stuff : アップシフト
で紹介されてる製品です。
メーカー製CPUとは個別に/切り離して/単独にインジェクタを制御するとことで、
パソコンに接続して、噴射量マップを思うがままに書き換えて、
骨の髄まで燃調セッティングをいじれ、至上のチューニングの世界に浸れます。
面白そうな製品ですが、もうバイクの乗り方も忘れてたりして。
■ インフルエンザが大流行するらしい [世間]
原田武夫国際戦略情報研究所 : 15年前に豚インフル蔓延を予測していた米軍?
1994年に米軍が発表した文書によると
インフルエンザの世界的な大流行(パンデミック)について、今年(09年)に
発生し、合計で3千万人が死亡するとの記述がある
とか。原文は、これのようです。
Technology could not solve some old problems, as in 2009, when an influenza pandemic struck in southern China, then rapidly spread worldwide. Three hundred-thirty million people were affected and over thirty million died. No one ever determined if the virus was a natural mutation or bioengineered. Many feared the latter.
URL: http://www.fas.org/spp/military/docops/usaf/2025/af/a-f-5.htm
ということで、少し予定が変わったみたいですが、大流行のインフルエンザで3千万人
ほど亡くなる予定のようです。細菌兵器って当たり前のように使われてるんだなぁ。
2009.05.04(月)
■ FreeBSD 7.2 公開 [FreeBSD]
FreeBSD : FreeBSD 7.2-RELEASE Available
来週かと思っていたんですが、公開されてました。連休中なんで混雑しそうっす。
■ JWasm 1.95RC1 公開 [PC]
JWasm 1.95RC が公開されてたので、早速試してみました。まず、FreeBSD で動く
実行ファイルを作って
> mkdir jwasm195rc
> cd jwasm195rc
> unzip ../jwasm195s.zip
> mv H/FATALMSG.H H/fatalmsg.h
> gmake -f GccUnix.mak
ファイル GccWin.mak の gcc.exe を mingw32-gcc に修正して MinGW 版も作って
> gmake -f GccWin.mak
できた実行ファイルを動かしてみましたが、特に問題は無さそうです。
でも、llvm-gcc でコンパイルした実行ファイルは、エラーが出るようになりました。
hello.asm(11): Error! E247: Syntax error: .386
2009.05.05(火)
■ coreboot flashrom 0.9.0 の公開 [PC]
coreboot : Flashrom : flashrom 0.9.0 has been released
紛らわしい名前ですが、
Flashrom is a utility which can be used to detect, read, erase, or write BIOS chips (DIP, PLCC, SPI).
ってことで、ファームウェアを読み書きするツールです。ちょっと試してみました。
FreeBSD だと devel/libpci が必要なので、ports でインストールして
# cd /usr/ports/devel/libpci/
# make && make install
flashrom の方は、
$ bzip2 -dc flashrom-0.9.0.tar.bz2 | tar xf -
$ cd flashrom-0.9.0/
Makefile の man のインストール先を $(PREFIX)/man/man8 になるように修正して
インストールして
$ gmake
# gmake install
Detect の機能を試してみると
# flashrom
Calibrating delay loop... OK.
No coreboot table found.
Found chipset "VIA VT8237", enabling flash write... OK.
No EEPROM/flash device found.
If you know which flash chip you have, and if this version of flashrom
supports a similar flash chip, you can try to force read your chip. Run:
flashrom -f -r -c similar_supported_flash_chip filename
VIA pc2500e 相当なのでサポートされてるはずなんですが、読めないようです。
2009.05.06(水)
■ VirtualBox on FreeBSD だとか [FreeBSD]
FreeBSD 版の VirtualBox も動作するようになったとか。画像は、こことかここに
あります。でも、画像で区別するのは難しいっす。
■ DragonFly BSD 2.2.2 が公開されるんだとか [DragonFly BSD]
DragonFly BSD Digest : 2.2.2 very soon
Hammer ファイルシステム にパーミッション問題が見つかったので、修正した 2.2.2 を
公開するんだとか。
Yonetani Tomokazu discovered a permissions problem under Hammer, so Matthew Dillon made a number of commits to fix this and other issues. An update for 2.2 will get them for you, and DragonFly 2.2.2 will be put together very soon so that there?s a release image with these fixed.
2009.05.07(木)
■ Roguelike とか [Games]
DragonFly BSD Digest : Roguelike roguelike hacklike
で紹介されてる記事です。取り合えずメモっときます。
Gamasutra : The History of Rogue: Have @ You, You Deadly Zs, 2, 3, 4
■ JWasm 1.95RC2 公開 [PC]
3日前に公開されていた JWasm 1.95RC の修正版が公開されていたので、試してみ
ました。前回と同じ手順で実行ファイルを作るんですが、ファイル H/FATALMSG.H の
ファイル名が小文字になっていたでので、そのまま gmake できました。
あまりかわっていないような、、、当たり前か。
■ Debian が EGLIBC を採用するとか [Linux]
Aurelien’s weblog : Debian is switching to EGLIBC
Linux のディストリビューションでよく使われている GNU C Library (GLIBC) から
Embedded GLIBC (EGLIBC) に移行するとか。
2009.05.08(金)
■ MINIX 3 を作ってる人 [MINIX]
@IT自分戦略研究所 : 全記事一覧 : 第56回 MINIXを作った男
タネンバウム氏がアメリカ出身でオランダに移住していたとは、知りませんでした。
マイクロカーネルというと MkLinux とかありましたけど、これからの MINIX 3 に期待
しています。
それから「本連載を初めて読む人へ」のところに
本連載では、IT業界を切り開いた117人の先駆者たちの姿を紹介します。
と書かれていますが、ソフトバンククリエイティブの方を見ると
IT業界の開拓者たち、63名のプロフィール。
と書かれています。54人も増えてたりして。
[05月10日追記]
SCO の訴訟のときにも巻き込まれそうになってたんだなぁ。
Andrew S. Tanenbaum : Some Notes on the "Who wrote Linux" Kerfuffle
森田さん: 「誰がLinuxを書いたか」の騒ぎについて : Brownの動機 : Brownへの反論
■ FreeBSD Quarterly Status Report [FreeBSD]
FreeBSD : FreeBSD Quarterly Status Report
やっぱり GPL から離れようとしてるんだなぁ。
■ 退場寸前? [世間]
毒蛇山荘日記 : オリックスと日産が、日本政策投資銀行に追加融資を打診…。
自己責任や自立社会を煽っておきながら、しかも不良企業は倒産して市場から
退場するのが当然と言っていたはずの人の会社が、自分たちの会社は経営危機
に陥ると、さっさと政府に泣きつく
オリックスって数字の上では、黒字みたいなんだけどなぁ。どうなってるんだろう?
2009.05.10(日)
■ EGLIBC と GLIBC [Linux]
Debian が、Embedded GLIBC (EGLIBC) に移行することで Flash Player な方の反応
は、
There are already enough challenges in trying to produce a single binary that runs across as many Linux distributions as possible. But who knows? Maybe this will whole episode blow over like so many audio APIs.
ってことで、ご不満なようです。さもありなん。
2009.05.11(月)
■ ruby 1.9.1 のファイルアクセス [ruby]
ruby-list (45801-46000) : 1.9.1におけるファイルアクセス速度
ファイルをバイナリモードでオープンすると処理が早くなるとか。
それから、スレッドを見てると
そもそも、1.9.1 はライブラリ作者や先進的なユーザ向けですので、
一般的なユーザは 1.9.2 や 1.9.3 を待つべきだとわたしは思っています。
そうか、それで不思議な動作があったのか、たははっ。
■ JWasm 1.95RC3 公開 [PC]
4日前に公開されていた JWasm 1.95RC の修正版が公開されていたので、試してみ
ました。前回と同じ手順で実行ファイルを作ってみましたが、あまり変わってなさそ
うです。既知のバグが残ったままなんですが、コードを見てる余裕がないんで、その
ままです。
2009.05.12(火)
■ SimCity に似ている Micropolis [Games]
随分前から SimCity に似てると思いつつ放置してた Micropolis をクローンゲーム
の栞に追加しました。
■ Ruby 1.9.1-p129 リリース [Ruby]
Ruby : ニュース : Ruby 1.9.1-p129リリース
これはRuby 1.9.1のパッチレベルリリースです。いくつかのバグ修正と2つの脆弱
性修正が含まれます。脆弱性修正がありますので、すべてのRuby 1.9.1利用者に
アップグレードをお勧めします。
ってことでアップグレードしないとなぁ。
2009.05.13(水)
■ ext4 は、まだ早い? [Linux]
Just another Ruby porter, : ext4でハング2回、ハイバネート失敗もext4が原因か?
ext4 て使っていると
ささる感じでその領域だけが反応せず、umountもできないのでシャットダウンも
途中でだんまり。
とか
会社のPCにインストールしたUbuntu 9.04もハイバネートが失敗する
だとか。当分 ext3 を選んだ方がいいようで。
2009.05.14(木)
■ ld コマンドで ELF のオブジェクトファイルを .COM ファイルに [DOS]
西田さんの旧サイトの UNIX USER 誌の記事の中の2002年12月号の記事を参考にしつ
つ ld コマンドについて調べてみると、下記のようなリンカ・スクリプト com.ls を
使って ELF のオブジェクトファイルを DOS の .COM ファイルに変換できるようです。
$ cat com.ls
OUTPUT_FORMAT("binary");
COM_BASE = 0x0100;
SECTIONS {
. = COM_BASE;
.text : { *(.text) }
.rodata : { *(.rodata) }
.data : { *(.data) }
.bss : { *(.bss) }
.stack : { *(.stack) }
}
例えば、下記のように YASM を使って、ELF のオブジェクトファイルをこしらえて
$ cat hello.asm
BITS 16
section .text
start:
mov dx,message
mov ah,09h
int 21h
mov ax,0x4c00
int 0x21
section .data
message: db 'Hello, world !!', 0dh, 0ah, '$'
$ yasm -f elf32 -o hello.o hello.asm
ld コマンドで .COM ファイルにしてみました。
$ ld -T com.ls hello.o -o hello.com
$ doscmd ./hello.com
Hello, world !!
こんな感じで普通に動きます。ld コマンドの柔軟性に感謝です。
2009.05.15(金)
■ ELF のオブジェクトファイルを .COM ファイルに [DOS] [GCC]
西田さんの旧サイトの UNIX USER 誌の記事の中の2002年12月号の記事を参考にして、
gcc で Hello, world してみました。まず、YASM で crt. o をこしらえて
$ cat crt.asm
BITS 16
extern main
global _start
section .text
_start:
call main
mov ax,0x4c00
int 0x21
$ yasm -f elf32 -o crt.o crt.asm
gcc で hello.o をこしらえて
$ cat hello.c
asm(".code16gcc");
int main(void) {
char *msg = "Hello, world !!";
while(*msg)
asm volatile("int $0x21" : : "a" (0x0200), "d" (*msg++ & 0xff) );
return 0;
}
$ gcc -c -O2 -fno-common hello.c
ld コマンドで .COM ファイルにしてみました。
$ ld -T com.ls crt.o hello.o -o hello.com
できたファイルは、DOSBox だとまともに動いてますが、doscmd だとエラーになったり
してなんか怪しいです。NASM に付いてる ndisasm で、逆アセンブルしてみると
$ ndisasm -a -b 16 -o100h -s20h hello.com >hello.nds
00000110 67668D4C2404 lea ecx,[dword esp+0x4]
00000116 6683E4F0 and esp,byte -0x10
0000011A 6766FF71FC push dword [ecx-0x4]
0000011F 66BA48000000 mov edx,0x48
00000125 6655 push ebp
00000127 6689E5 mov ebp,esp
gcc のオプション ".code16gcc" で出力されたコードは、命令プリフィックスの 67h
や 66h が、付加されたコードでした。ちょっとがっかり。doscmd でエラーになるの
は、3つめの push dword [ecx-0x4] です。
■ JWasm 1.95RC4 公開 [PC]
4日前に公開されていた JWasm 1.95RC の修正版が公開されていたので、これまでと
同じような手順で実行ファイルを作ってみました。前回からあまり変わってなさそうな
んですが、History.txt を見ると2点変更がありました。
- CMPSx string instruction was rejected if two segment overrides were
used. Now it's rejected only if the second is != ES:. - CTRL-Z in input files wasn't interpreted as EOF.
2009.05.16(土)
■ JWasm と ALINK のバグ [PC]
こんなコードを JWasm のバイナリーで出力して使おうとすると data1 が無視され
ます。代わりに OMF 形式で出力してオブジェクトファイルをリンカーでリンクしよう
とすると data2 が ALINK に無視されます。
.data
data1 db 16 dup(?)
message byte 'Hello, world !!', 0dh, 0ah, '$'
data2 db 32 dup(?)
JWasm の方は、バグ報告したら直ぐに修正したよと返事が来ましたが、ALINK の方は、
9年近くも活動してないようです。Open Watcom の wlink を使った方がいいのかも。
今日の朝、8時ぐらいに連絡したんですが、夕方の5時ぐらいに JWasm の RC5 が公
開されてました。
■ sK1 Project だとか [PC]
Corel Draw や Adobe Illustrator のようなイラストレーションのソフトウェアで、
Linux 上で開発されてるんだけど、Windwos や MacOS X に移植する予定もあるとか。
まだ、初めての公式なリリースをしたばかりなんですが。
"sK1" の名前の由来は、"Sketch/Skencil" からで、2番目の K という大文字は、KDE
ライブラリーに依存してないけど、KDE のアプリケーションようなレイアウトだからと
か。そして、ナンバーワンを目指すんだとか。Sketch も Skencil 知らなかったので、
今になって眺めてるところです。
目立つ所に「Corel Draw & Adobe Illustrator compatible*」って書いてるなぁ。
■ Syllable 0.6.6 公開だとか [PC]
Syllable : [Syllable-announce] Syllable 0.6.6 is, finally, released!
まだ、配布されてる Live CD は、0.6.4 なので、暫くして配布されるようになった
ら動かしてみようかと思います。
2009.05.17(日)
■ Linux 関連製品 [Linux]
海外の記事を見ていて LinuxDevices.com という Linux 関連の製品を紹介している
サイトを見かけました。予想以上に Linux 関連製品って多いような感じがします。
■ X1のドライバだとか [PC]
Just a log を見て知りました。
NRTDRVというドライバをけっこう真面目に作ってまして、これは近日
中に正式公開する予定だったりします。
今からまともに動く X1 を手に入れるのは、無理だろうなぁ。
置く場所が無いのが、一番の問題なんですが、たはっ。
2009.05.18(月)
■ xorg.conf におまじないの xaa を追加してみた [FreeBSD] [Linux] [X.Org]
Just another Ruby porter, : [Fedora] /etc/xorg.confにXAA追加で表示乱れ解消
試しに X.Org の設定ファイル /etc/X11/xorg.conf の Device セクションにおまじ
ないの Option "AccelMethod" "xaa" を追加してみました。すると、CPU の使用率が
下がって全体的に反応が良くなりました。感謝。
■ IronRuby で XNA [Ruby] [Windows]
面白そうなので保存しときました。でも、Windwos をあまり起動しなかったりして。
2009.05.19(火)
■ x86 VS ARM ? [PC]
@IT: System Insider: 頭脳放談: 第104回 ネットブックの裏側に見えるIntelの戦略
周回遅れなんですが、
IntelのAtomは、2W程度のx86プロセッサとしては出色のよい数値を持っている。
だそうで
いままでx86とARMとは、「完全にすみ分けて」いたが、Atomの登場により、確実に
ARMの上位クラスと「かぶって」きている。ARMが牛耳っていた市場に攻め込むこと
は不可能ではない。
ということで、小型の電子機器で x86 が採用される可能性も出てきたようで、もし
かしたら x86 の携帯 PC が復活する可能性もあるかも!?
AMD や VIA にも頑張ってもらわないと。
2009.05.20(水)
■ NRTDRV 公開 [X1]
NRTDRV ってもう公開されてたんですね。MoonDriver も公開されてたりして。
■ RussicanMac だとか [Mac]
Mac 互換機に RussicanMac も加わったとか。
2009.05.21(木)
■ Slackware64 公開 [Linux]
The Slackware Linux Project で Slackware64 が公開されてました。
理化学研究所の ftp サーバーでも配布されてます。
ということは、Plamo Linux も対応するんだろうなぁ。
■ IronRuby 0.5 公開 [ruby] [Windows] [mono]
ソースファイルが、随分大きくなってると思ったら IronPython も含まれてました。
github をご利用のようです。
2009.05.22(金)
■ Debian の EGLIBC 採用 [Linux]
@IT : Debianがglibcの派生版「eglibc」を採用へ
・ARMなど組み込み向けのサポート強化
・bash以外のシェルのサポート。glibcはbashしかサポートせず、組み込みで
使われる BusyBox で問題が起こっても対応してくれない
・バイナリサイズを小さくすることを優先した「-Os」オプションを使ったビルド
をサポート
・ビルド時に不要なコンポーネントを指定可能
そういえば、Android の libc って glibc じゃなかったなぁ。
■ After the Software Wars [Windows] [Linux]
Network World : Ex-Microsoftie: Free software will kill Redmond, 2, 3
なんか刺激的なタイトルですが、Keith Curtis という人のお話です。Curtis 氏は、
Microsoft 社で11年間プログラマとして働き、2004年の年末に退職して Linux fanatic
となった人です。After the Software Wars という本は、リンク先の PDF ファイルで
読むことができます、英語ですが。
In what ways will free software be Microsoft's undoing?
First, the free software community is producing technically superior products through an open, collaborative development model.
Second, free software undermines Microsoft's profit margins.
フリーソフトウェアは、どのように Microsoft を破滅させるのでしょうか?
まず第一に、フリーソフトウェア・コミュニティは、オープンで、協力的な開発モデル
を通して技術的に優れた製品を作り出します。
二番目にフリーソフトウェアは、マイクロソフトの利益率を低下させます。
The biggest difference between Windows and Linux is that free software contains thousands of applications, installable with one click, and managed as one set.
Linux が Windows と大きく違うのは、1回のクリックでインスト−ル可能な数千の
アプリケーションを持ち、集中管理していることです。
2009.05.23(土)
■ お引越し [世間]
突然ですが、また引っ越すことになりました。引越し先の通信環境が整うのに一ヶ月
ぐらいかかりそうなので、六月末ぐらいには、復活できるんじゃないかと思います。
そういうことで、ネットの無い生活を楽しみたいと思います。
■ 今どきの Netbook [Linux] [Windows]
Network World : Microsoft Rules Netbooks Now, But ARM/Linux Threat Grows
今年の 3月26日の記事によると
Microsoft today sits comfortably atop the growing netbook market with Windows garnering 90 percent of netbook sales in November, December and January, according to research firm The NPD Group.
ってことで、NPD グループの調査だと11月から 1月の Netbook の売り上げの90%が、
Windows だったようです。
ITpro : Windows Server : 「日本のサーバーは米国の半値」と米マイクロソフト幹部
マイクロソフトの2009年度第3四半期(2009年1月〜3月)の業績は、クライアント
(パソコン向けOS)部門の売上高が前年同期比15%減、営業利益は同19%減とな
った。「ネットブック」と呼ばれる低価格ノートパソコン向けに割安なWindowsを
発売したことを、業績悪化の主因とする見方がある。
ってことで、Netbook で採用されていた Windows XP Home Basic は、確かに値下げし
てたようです。で、今年の後半に省電力で低価格($199)な ARM プロセッサの Netbook
が、投入される予定なんですが、
Computerworld : Three reasons Microsoft shouldn't port Windows to the ARM processor
タイトルの通り、Windows を ARM プロセッサに移植する予定は無いようです。既に
Windows Embedded CE があるということも理由の一つとして挙げられています。
Netbook (ARM) では、Ubuntu 以外のディストリビューションも作られそうなので楽し
めるんじゃないかと期待しています。
■ JWasm 1.95RC6 公開 [PC]
5月16日に公開されていた JWasm 1.95RC の修正版が公開されていたので、これまで
と同じような手順で実行ファイルを作ってみました。あまり変わってなさそうなんです
が、History.txt を見ると5点変更がありました。
- if radix was > 10, the literal created by the % operator may have
contained lowercase letters ('a'-'f'), which isn't Masm-compatible. - if -Zm (OPTION M510) is set, reserved words which were introduced
in "later" cpus should be free to use. For JWasm this still isn't
fully true, but it's now possible to use the names introduced by
MMX/K3D/SSE extensions. - OFFSET operator applied to a non-relocatable constant wasn't ignored.
- listing of LABEL directive didn't display current offset.
- handling of macro parameters improved so that strings enclosed in
(double)quotes and containing '>' work similiar to Masm.